ジェノサイドの意味

ジェノサイドの意味

- 概要 -

大量殺りくや、集団虐殺を意味する言葉。多くの場合、その種族や民族が絶滅するほどの規模の殺人のことを指す。

- 詳しい解説 -

ジェノサイダー(大量虐殺者)という言葉の元ともなった、ジェノサイドという言葉は、大量に民族や人種を殺すこと(=根絶やしにする)行為のことである。

歴史でいえば、ヒトラーによる大量のユダヤ人虐殺などは紛れもない「ジェノサイダー」である。今ではそういった歴史の行為から派生して、実際に殺すわけではなく、強制的な国外追放などの処置(間接的にはその民族は滅びるということから)も、ジェノサイダーと呼んだりもする。

また基本的には人間同士にしか使われない言葉である、例えば家畜の牛を大量に殺したとしても、それはジェノサイドとは言わない。あくまで、一つの民族や人種、集団を完全に全滅させる規模の殺戮に対してだけ使われる、ひどく忌まわしい言葉なのである。