エチュードの意味

エチュードの意味

- 概要 -

エチュードとは主に練習用に作られた曲や作品、下絵のことを指す。習作とも表す。英語と思われがちだが実はフランス語である。

- 詳しい解説 -

例えば楽器を練習する為の習作として用意された楽曲のことをエチュードと呼ぶ。また、演劇の世界でいえば、即興劇や稽古のためにシーンを限定した劇のことをこう呼ぶ。ようは、練習のための作品のことを総称してエチュードと呼ぶのである。

他には、美術におけるエチュードといえば、作品制作のための下絵などを指す場合が多い。とはいえ、このエチュードがそのまま製品や作品になった例も多く、必ずしも練習用だからといって、品質が劣っていたり、その場限りのものといった意味ではない。

元々はラテン語の「studium」という言葉が語源と言われており、その意味は情熱・熱意。つまり、これらをかけるに値するもの・こと、という意味でエチュードという言葉が生まれたのである。