ルサンチマンの意味

ルサンチマンの意味

- 概要 -

一言でいえば「恨み」のことであるが、そこには「弱者の強者に対する妬みひがみ」といった負の感情が含まれている。

- 詳しい解説 -

哲学用語の一つであり、日本語に訳せば「恨み」というのが一番しっくりくる。○○マンとついているので、「スーパーマン」とか「ウルトラマン」とか、そういった用法での言葉かと思いきやそうではなく、スペルで書くと「ressentiment」となる。

ようは、支配される側(弱者)が、強者に対して抱く「羨望」や「嫉妬」「憤り」などの負の感情を総じて「恨みの念」という概念で表した言葉なのである。

哲学用語なので、その本質はどこにあるか、などというのは人によってまばらなので、カタカナ用語として用いられる場合は、単に「恨み」のこととして理解しておくほうが、スムーズに頭に入ってくるだろう。ニーチェという哲学者が提唱した思想の一つでもある。