メッカの意味

メッカの意味

- 概要 -

もともとアラビアにあるイスラム教の聖地ということで、毎年イスラム教徒が訪れる霊地であったが、今では「あこがれの地」というような意味でも使われる。

- 詳しい解説 -

メッカとはアラビアにおける聖地であり、ムハンマドが生まれたとされる場所のことである。そこから、イスラム教の教徒たちが毎年巡礼に訪れることで有名になっていったが、諸外国ではこれを受けて、「あこがれの場所」「発端の場所」という意味でメッカを使うようになった。

もちろん日本も例外ではなく、例えば「京都はお寺観光のメッカだよ」というような言い回しをする。これは寺院や仏閣の多い京都において、そういった観光をする者にとっての「聖地」である、ということを意味することになっている。

また、ニュアンス的には上記のような意味合いのほかに、「一度は行っておきたい場所」というような用途でも用いられる。つまり人それぞれにとっての「メッカ」というものがあるので、「あそこは僕にとってのメッカだよ」といっても、それはその場所が一般的にみて、メッカという意味で通じるということにはならないので、注意が必要である。