フェティシズムの意味

フェティシズムの意味

- 概要 -

呪物崇拝というなんとも小難しい訳となるが、日本の場合はいわゆる「フェチ」と略され、性的な趣味嗜好の意味として用いられることが多い。

- 詳しい解説 -

フェティシズムとは、人類学という崇高な学問においては「呪物崇拝」、また経済学においては「物神崇拝」という、なんだかよくわからない訳があてられているのだが、多くの日本において、フェティシズムといえば、いわゆる「フェチ」のことを意味している。

「脚フェチ」「胸フェチ」「うなじフェチ」といえば、男性なら一度は男同士で語り合ったことなある下世話な話題であるが、ようするに、自分にとってどういった部分が、性的嗜好として好きなのか……ということである。胸フェチであるならば、異性の胸周りのことで、性的興奮を覚えたりするということで、いわば「女性の胸を崇拝」しているという意味になるわけである。

ただ、冒頭で述べたように、本来フェティシズムといえば、もっともっと奥の深い言葉で、単一的な意味として訳せられるようなものではないが、日本ではそういった意味で用いられることはほとんどないのである。