もち米と白米の違い

もち米と白米の違い

- 概要 -

もち米とは、米をデンプンの性質により分類した場合に糯(もち)の性質をもつ米をさす。一方、白米とは精米して糠(ぬか)や胚芽(はいが)を取り除き白くなった米をさす。

- 詳しい解説 -

もち米とは、米をデンプンの性質により分類した場合に糯(もち)の性質をもつ米をさす。糯性とは、イネやオオムギの種類の中で、アミロースを全くあるいはほとんど含まない作物のことである。粘り気が非常に強いのが特徴である。この粘り気の成分はアミロペクチンである。
もち米から餅を作るので、餅米と書かれている場合もある。
これに対して、アミロースを含む粘り気の少ない米をうるち米と呼ぶ。
日本を始め、東アジア、東南アジア各国で栽培され、特にタイやラオスでは主食とされている。日本ではタイ米というと通常粘り気の少ないインディカ米のことをさすが、海外ではタイ米はもち米を炊いた粘り気のある白米のことをさす。

もち米は赤飯やおこわ、中華粽(ちまき)にして食べる。またついて餅にして食べたり、白玉粉などに加工して食べる。

一方、白米とは精米して糠(ぬか)や胚芽(はいが)を取り除き白くなった米をさす。日本の主食であり、単に白米という場合は精米したうるち米をさす。少し古くなった米をおいしく食べるためにうるち米にもち米を少し加えて炊き、白米として食べることがある。

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