ミルクジャムと練乳の違い

-　詳しい解説　-

ミルクジャムとはラテンアメリカの伝統的なデザートの一つドゥルセ・デ・レーチェDulce de Leche（ミルクの菓子）のことである。ミルクジャムという呼び方は、このドゥルセ・デ・レーチェのフランスの呼び方であるコンフィチュール・ド・レConfiture de laitの訳である。
固体あるいは液体のキャラメルで、砂糖と牛乳をゆっくりと加熱して作る。加熱途中でメイラード反応と言う褐色化が起こるので、色はマロン色をしている。
キャラメルフレーバーなどと同様に、近年様々な国で見られるフレーバーの一つになっている。

これに対して、練乳（れんにゅう）とは牛乳に糖分を加えて濃縮させたねっとりとした液体状の食品である。エバミルクをさす無糖練乳と区別するために正式には加糖練乳という。コンデンスミルクとも呼ばれる。
練乳はかき氷やいちごなどの果物にかけたりして食べる。またベトナムコーヒーではコーヒーに練乳を入れて飲む。ミルクジャムと異なり色は白い。