高波と津波の違い

高波と津波の違い

- 概要 -

高波は、海面上で強風が吹くほど、波が高くなる。海表面の波が風によって高くなるだけなので、海中は何の変化もない。津波は、海の沖合の海底を震源とする地震が発生したとき、海底が隆起・陥没することにより、その上にある海水が盛り上がり、同心円状にその海水の動きが広がっていく。

- 詳しい解説 -

高波と津波は、ともに波の動きを表わす気象用語であるが、発生のメカニズムが異なる。

高波は、海面上で強風が吹くほど、波が高くなる。海表面の波が風によって高くなるだけなので、海中は何の変化もない。冬季の日本海側では波が荒いことが多いが、シベリア高気圧がもたらす強い季節風によるものである。気象庁では、この波の高さを観測して平均値を算出し、それをもとに高波による被害が発生するおそれのある場合に「波浪警報」「波浪注意報」を発令している。

津波は、海の沖合の海底を震源とする地震が発生したとき、海底が隆起・陥没することにより、その上にある海水が盛り上がり、同心円状にその海水の動きが広がっていく。その動きは一回だけではなく、複数回にわたって波が発生するので、陸地が近い場合は数回にわたって津波が押し寄せる。津波は、海底からまるごと海水が動くので、一旦引き潮が発生し、沖合いで盛り上がって陸地へ押し寄せて、引くため、相当な引力があり、家屋を破壊するエネルギーがある。

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