炭と備長炭の違い

炭と備長炭の違い

- 概要 -

炭とは木を蒸し焼きにして不完全燃焼させることにより作り出した黒い燃料のことである。中でも木炭や竹炭は燃料として使われる。一方、備長炭とは木炭の一種である。木炭の中でも特に、ウバメガシや青樫など樫を原料にした白炭(はくたん、しろずみ)のことをさす。

- 詳しい解説 -

炭とは木を蒸し焼きにして不完全燃焼させることにより作り出した黒い燃料のことである。有機物が蒸し焼きにすることで炭化する性質により得られた可燃物で、主成分は炭素である。中でも木炭や竹炭は燃料として使われる。広義では石炭やコークス、練炭なども含む。
日本では平安時代以降、戦後の高度成長期までは一般的な燃料として使用されていた。今日では家庭用燃料として使用されることはほとんどなく、炭火焼のバーベキューや焼き肉などの用途で使用されることが多い。ただし、最近は石油価格の上昇などにより、バイオマス燃料の一つとして再び注目されている。

一方、備長炭とは木炭の一種である。木炭の中でも特に、ウバメガシや青樫など樫を原料にした白炭(はくたん、しろずみ)のことをさす。中でもナナカマドを原料とした備長炭が最高級品とされている。種類では紀州備長炭、日向備長炭、土佐備長炭などがある。
備長炭は一般に高火力で、炎や煙が出にくく、かつ長時間燃え続けるため調理に向いている。

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