春菊と菊菜の違い

春菊と菊菜の違い

- 概要 -

春菊(しゅんぎく)は春に花が咲き、その形が菊に似ていることから春菊と呼ばれる。関西では春菊のことを菊菜(きくな)とも呼ぶ。したがって、菊菜とは春菊の株張り型をさすことが多い。

- 詳しい解説 -

春菊(しゅんぎく)とはキク科の植物で地中海が原産の植物である。春に花が咲き、その形が菊に似ていることから春菊と呼ばれる。春菊の葉は食用にされ、すき焼きや水炊きなどの鍋料理に使われたり、サラダとして食べたり、天ぷらなどにする。春菊を食べる習慣があるのは東アジアのみである。

地方によって品種が異なり、九州や四国などでは葉の切れ込みが少ない大葉種が主に栽培される。関東や葉の切れ込みが大葉種より大きめの中葉種の茎が立ち上がって分岐している株立ち型が栽培され、関西では中葉種でも茎があまり伸びず葉の切れ込みがより丸みを帯びた株張り型が栽培されることが多い。

関西では春菊のことを菊菜(きくな)とも呼ぶ。したがって、菊菜とは春菊の株張り型をさすことが多い。関東で食される菊菜と味や香りは似ているが食感が異なる。また京都の伝統料理に使われる京野菜の一つに京菊菜があり、これは大葉種の一つである。このため通常の春菊と区別するために京菊菜を菊菜と呼ぶ場合もある。

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