ササニシキとひとめぼれの違い

ササニシキとひとめぼれの違い

- 概要 -

ササニシキはコシヒカリに比べてアミロースの含有量が多く粘り気が少なめであっさりとしている。ひとめぼれは柔らかく冷めても美味しい上にコシヒカリより栽培が容易なため、寒冷地以外でも育成されている。

- 詳しい解説 -

ササニシキとは日本で栽培されるイネの品種の一つで、水稲農林150号のことである。1963年に宮城県でササシグレとハツニシキの掛け合わせにより作り出された。
コシヒカリに比べてアミロースの含有量が多く粘り気が少なめであっさりとしている。寿司酢を入れてもべたつかないため、寿司職人が好んで使用した。かつてはコシヒカリと並んで非常に人気のある品種であったが、ササニシキはいもち病に弱く、気象被害にもあいやすいという問題があった。そのため1993年の冷害では壊滅的な被害を出し、その後冷害に強いひとめぼれの開発が行われたことから、ますます作付け面積は減っており、現在では宮城県を除いてほとんど作られていない。

ひとめぼれもイネの品種の一つで、水稲農林313号のことである。食味が良く、冷害に強い品種として開発され、1993年の冷害によって大打撃を受けたササニシキに代わる品種として作付け面積を伸ばした。柔らかく冷めても美味しい上にコシヒカリより栽培が容易なため、寒冷地以外でも育成されている。

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