漢方と薬膳の違い

漢方と薬膳の違い

- 概要 -

漢方薬の特徴は、複数の生薬(しょうやく)を組み合わせることで薬効を得られる点にある。これに対して薬膳(やくぜん)とは、中国伝統医学に基づいて食材と漢方薬を組み合わせた料理である。

- 詳しい解説 -

漢方(かんぽう)とは中国から伝わった医術で漢方医学ともいう。古代中国より実践されており、特に日本では江戸時代になって独自に発達した治療中心の医学である。漢方では伝統的な診断により漢方薬が処方される。
漢方薬の特徴は、複数の生薬(しょうやく)を組み合わせることで薬効を得られる点にある。生薬としては主に日本や中国が原産の植物や動物、あるいは鉱物などある。よく知られた漢方薬には葛根湯(かっこうんとう)などがある。

これに対して薬膳(やくぜん)とは、中国伝統医学に基づいて食材と漢方薬を組み合わせた料理である。これは食事を通じて病気などを治療するという食養生の方法で、漢方医学の基礎にもなっている。海松子(かいしょうし)と呼ばれる松の実や、山査子(さんざし)、百合(びゃくごう)と呼ばれる百合根などの生薬には薬膳にもしばしば用いられる。またバランスのとれた食事によって健康を維持するという医食同源の考えにも基づいている。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「罰金と反則金」、「おかゆとおじや」、「寄付と募金」、「ウイルスと細菌」、「薄口醤油と濃口醤油」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれて、あなたは自信を持って即答できるでしょうか?きっときちんと答えれる人はごくわずかでしょう。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは500個以上集めて詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?