稲と苗の違い

稲と苗の違い

- 概要 -

苗とは、花の苗や苗木というように、一般に種子が発芽してから移し植えるまでの幼い草木のことをさす。その中でも特に、稲作において籾撒き(もみまき)をして発芽したものを苗、あるいは苗代(なえしろ)という。そして田植えをした時点で、苗ではなく稲と呼ばれるようになる。

- 詳しい解説 -

まず育苗箱(いくびょうばこ)という箱に土を入れて籾(もみ)をまき、さらにその上に土をかぶせて苗床(なえどこ)に並べる。その上を覆い、発芽を待ち、発芽した草丈が10cmから20cmになったものが苗であり、この苗を田植えする。そして田植えをした時点で、苗ではなく稲と呼ばれるようになる。

特に草丈が10cm程度で、葉の数が3枚ほどの苗は稚苗(ちびょう)といい、草丈が20cm程度のものは中苗(ちゅうびょう)という。成苗が手植えのための苗であるのに対し、田植機で植えられる。昔から苗半作(良い苗を育てれば収穫の半分は保証されたも同然という意味)と言われるほど、稲作において苗作りは重視されてきた。

また稲については収穫の時期により早稲(わせ)中稲(なかて)晩稲(おくて)と区別する。

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