あっさりとさっぱりの違い

あっさりとさっぱりの違い

- 概要 -

あっさりは、料理の場合でいうと、味付けが淡泊で脂っこくないとき「あっさりした味付け」というように使う。さっぱりは、料理の場合でいうと、口の中がさっぱりするような料理(酢の物など)に使う。

- 詳しい解説 -

あっさりとさっぱりは、似たような意味であるが、感覚的な違いから異なる使われ方をする。

あっさりは、料理の場合でいうと、味付けが淡泊で脂っこくないとき「あっさりした味付け」というように使う。和食でも精進料理や懐石料理の場合はあっさりした味わいのお料理がメインになる、という使い方もする。「あっさりと負ける」という場合は、時間がかからずさっさと勝敗がついた様子を表わす。「あっさりと認める」という表現は、何か後ろめたい事をしたとき、あっさりと自分の行動を認める、といった意味が含まれる。

さっぱりは、料理の場合でいうと、口の中がさっぱりするような料理(酢の物など)に使う。「さっぱりした性格」といえば、くよくよすることなく、すぐに気持ちを前向きに切替えていつまでもひきずらない人、という意味である。「さっぱりした」という表現は、お掃除後や物事が片付いた後、きれいになった、清潔になったという意味が含まれる。

勝敗、性格などの表現で「あっさり」と「さっぱり」を入れ替えてみてもしっくりこないことが多い。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「罰金と反則金」、「おかゆとおじや」、「寄付と募金」、「ウイルスと細菌」、「薄口醤油と濃口醤油」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれて、あなたは自信を持って即答できるでしょうか?きっときちんと答えれる人はごくわずかでしょう。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは500個以上集めて詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?